《 建前(上棟式)について 》

・建前とは、上棟式(じょうとうしき)と言い建物の新築の際に行われる神道の祭祀です。

棟上げ(むねあげ)、建舞(たてまい)とも言われています。なお仏教でも上棟式は行われる。
竣工後も建物が無事であるよう願って行われるもので、通常、柱・棟・梁などの基本構造が完成して棟木を上げるときに行われ、式の方法や次第には神社の祭祀のような規定はなく、地域による差異もあります。

・神社本庁では「諸祭式要鋼」で上棟式の基準を示しています。

祭神は屋船久久遅命(やふねくくのちのみこと)、屋船豊宇気姫命(やふねとようけひめのみこと)、手置帆負命(たおきほおいのみこと)、彦狭知命(ひこさしりのみこと)および当地の産土神である。


式 次 第

 1.修祓
 2.降神
 3.献餞
 4.祝詞奏上
 5.曳綱の儀(棟木を曳き上げる)
 6.槌打の儀(棟木を棟に打ちつける)
 7.散餅銭の儀(餅や銭貨を撒く)
 8.拝礼
 9.撤餞
10.昇神
11.直会(なおらい)




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